今も残る神水の井戸
住吉の真名井
― すみよし の まない ―
その昔、住吉三神に供えられる水は、蓋井島(ふたおいじま)にあった井戸から、毎日 楠船を使って運んでいました。
奈良時代の天平宝宇年間(757〜764)の宮司 山田息麿は、海の荒れる日に水を供えることができないことを憂いて、神に伺いをたて山田邑(やまだむら 現在地)に井戸を掘って、神水を得るようになりました。
それ以来この井戸は、真名井(まない)、双水井(そうずい)と呼ばれ、常に涸れることなく、涌き出る水は毎朝 神前に供えられています。
手水舎の水も、この真名井から引かれたものです。
昭和45年(1970) には、中国自動車道建設ため、この真名井が埋められることになりましたが、地域住民から保護を求める声が高まり、道路公団との話し合いを重ねて、周囲をトンネル状にして保存されることになりました。
今はコンクリートで固められて味気ないのが残念ですが、潰されずに残っているだけでも、すごいことだと思います。
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