覚苑寺

下関市指定有形文化財(建築物)

覚苑寺 本堂

 昭和61年5月10日 指定

 この建物は、周防 三田尻(現・防府市)にあった黄檗宗寺院の海蔵醍醐寺の本堂として、寛政6年(1794)に建立されたもので、明治8年(1875)廃寺となっていた海蔵醍醐寺から覚苑寺に移築され、以後、覚苑寺の本堂 大雄宝殿 (だいおうほうでん)として利用されています。





 構造形式は、桁行三間・梁間三間で、屋根は入母屋造の本瓦葺で、一重の裳階(もこし)があります。

 基積は乱石積で、正面に石段6段を設け、礎石は花崗岩で、その上に石製の角形礎盤(かくがた そばん)を置いています。

 柱は総て、丸く面を取った角柱で、上下を削り込んだ粽形(ちまきがた)をしています。

 この本堂は、下関市内には例の少ない、江戸時代の黄檗宗寺院の典型的な特徴を示しているとして、文化財に指定されました。

 専門用語を用いて詳しく説明すると・・・

 構造形式は、桁行三間・梁間三間で、一重裳階付の吹放し。

 屋根は入母屋造の本瓦葺、基壇は乱石積で、正面に石階六級を設け、礎石は花崗岩切石上に石造角形礎盤(いしづくり かくがた そばん)を置く。


覚苑寺 本堂 紅梁

中の梁 紅梁です

 軸部は総て面取角柱を使用し、柱頭は粽形、足元は丸面となっており、身舎は飛貫(ひかん)・頭貫懸鼻付(とうかんかけばなつけ)・台輪(だいわ)・中央間四面及び両脇間を虹梁(こうりょうで繋ぎ、裳階は地覆(じふく)・腰貫(こしぬき)・飛貫・台輪で構成されている。

 組物は身舎柱上及び大瓶束(たいへいづか)上に禅宗様出三斗(ぜんしゅうよう でみっと)笹繰付と出桁、裳階柱上及び中備大斗肘木(なかそなえだとひじき)内外は木鼻付となっている。

 軒は二軒繋垂木で、妻飾は破風板、眉欠(まゆかき)、化粧棟木に鰭付(ひれつき)かぶら懸魚(げぎょ)を施している。

 ・・・とのことです。

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